さらさらのストレートヘアをつくるのに大活躍のストレートアイロンですが、使い方を間違えてしまうとキシキシに傷んでしまったり、何度やっても根元がうねってしまったりと上手くいかないものです。
しかし、簡単なコツを知るだけで、誰でもきれいに仕上げられるようになります。
そこで本記事では、初心者向けにストレートアイロンの正しい使い方や上手に使いこなすコツ、髪のダメージを抑える方法について詳しく解説していきます。
1.ストレートアイロンの基本の使い方【4ステップ】
まずはストレートアイロンの基本的な使い方を4ステップでご紹介します。
ステップ①.ブラッシングをする
ストレートアイロンを使う前の準備として、髪のブラッシングは欠かせません。あまりブラッシングを重視しない方もいますが、髪全体の絡みをほどくことで熱が均一に行きわたり、仕上がりがとてもきれいになります。
事前にブラッシングで整えておくことで、何度もヘアアイロンをあてる必要がなく、熱によるダメージを低減できるメリットもあるため、ヘアアイロン前に必ず髪をといておきましょう。
ステップ②.ブロッキングをする
次に、ブロッキングを行います。ブロック分けすると内側の髪の根元から熱を通せるようになるため、ブラッシング同様するのとしないのとでは仕上がりに差が出る工程です。
ショートやボブなど毛量が少ない方は4~6ブロックに、ミディアムやロングなど毛量が多い方は6~10ブロック程度に分けるのがおすすめです。
ステップ③.ヘアアイロンで髪を伸ばす
髪をとかし、ブロック分けしてからストレートアイロンの登場です。髪の根元から3cmほど離した部分にストレートアイロンをあて、そのまま毛先に向かってテンションをかけながらすべらせていきましょう。
前髪をのばす場合は1/3にブロッキングし、同じく毛先に向かって熱を通していきます。
このとき髪の毛のダメージを抑えるために、ヘアアイロンを同じ場所で留めないことが大切です。
ステップ④.髪の熱を冷ます
髪の熱を冷ますことでスタイリングした形が長時間キープされやすくなります。ヘアアイロン後はすぐに動かず、熱が冷めるのを待ってからスタイリング剤をつけましょう。
もし時間がない場合は冷風でブローするという手もあります。冷ます時間を多くとることが、キープ力アップのポイントです。
2.上手にストレートアイロンを使うコツ
基本的なストレートアイロンの使い方を掴んだところで、次は上手にヘアアイロンを使いこなすポイントを2点みていきましょう。
スタート時の温度設定は160度以下がおすすめ
ヘアアイロンの温度を160度以上に設定すると髪が傷む可能性が高くなってしまうため、最初は160度以下に調節することがおすすめです。
ただし、髪の太さや毛質によっては160度以上でのスタイリングした方が適切な場合もあります。最初は一番低い温度に設定し、徐々に温度を上げながら自分にピッタリな温度を見つけましょう。
はさむ量は5~6cm幅が目安
ストレートアイロンに髪をはさむ量は5~6cm幅が目安です。ひと束の量を少なくすると髪全体に熱が行きわたり、きれいなスタイリングができます。
反対にひと束を多く取ってしまうと、熱の入り方にムラが出て思い通りの仕上がりになりにくいため、注意しましょう。
3.ストレートアイロンを使う際のケア剤の使用方法は?
髪へのダメージを軽減してくれるケア剤の使用方法についてもご紹介します。
スタイリング剤は湿らせる程度につける
お風呂上がりのようなびっしょり濡れた髪にそのままヘアアイロンを使うことは、乾くまで何度もヘアアイロンをあてる必要があり熱によって大きなダメージを与えかねません。
アイロン前にスタイリング剤をつける場合は、ミストタイプやスプレータイプのものを選び、髪全体を湿らせるようにつけると効果的です。
ヒートプロテクト処方のケア剤がおすすめ
日常的にヘアアイロンを使用する場合は特に、熱によるダメージが髪に蓄積されてしまいます。ヘアアイロン前に使用するスタイリング剤を選ぶときは、熱から髪を保護するヒートプロテクト成分配合のものを選ぶようにしましょう。
ヘアアイロン前のオイル・ミルク塗布はNG
オイルやミルクといったアウトバストリートメントは、アイロンプレートや本体に悪影響を与える可能性があるため、ヘアアイロン前の使用はおすすめできません。
ヘアアイロン使用後に髪の熱がしっかりと冷めてから使いましょう。
4.ストレートアイロンでも髪が巻ける!その方法とは
“ストレートアイロン”と聞くとストレートヘアしかつくれないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単な巻き髪ならストレートアイロンでもつくれます。
基本的な外ハネ、内巻き、波ウェーブの方法を見ていきましょう。
基本の外ハネ
ストレートアイロンで外ハネスタイルも簡単につくることができます。おしゃれな外ハネでトレンドスタイルに変身しましょう。
<外ハネのやり方>
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1.ブラッシングをした後、髪の毛をハチ上とハチ下の上下2段に分ける。
2.5~6cmの幅で髪の毛を取って、根元から毛先まで熱を通す。
3.髪の毛の中間あたりからアイロンを水平にはさみ、手首を外側に返すようにすべらせる。
4.ハチ上の髪の毛も同じ要領で外ハネにする。
基本の内巻き
基本的には外巻きのやり方と一緒です。
ストレートアイロンに慣れてくると、カール感を細かく調整できるようになるため、カールアイロン(コテ)よりふんわりとした上品な内巻きヘアに仕上げられます。
初心者でも簡単にできるワンカール巻きをご紹介します。
<内巻きのやり方>
1.ブラッシングをした後、髪の毛をハチ上とハチ下の上下2段に分ける。
2.ハチ下の髪を5~6cmの幅で取って、根元から毛先まで熱を通す。
3.髪の毛の中間あたりからアイロンを水平にはさみ、手首を内側に返すようにすべらせる。
毛先の少し上で半回転(180°)させ、そのままゆっくり滑らせるとまとまりのあるワンカールに。
4.ハチ上の髪の毛も同じ要領で内巻きにする。
波ウェーブ
外ハネ、内巻きのコツを掴んだら、ゆるふわな巻き髪もつくれるようになります。不器用さんでも簡単にできるミックス巻きの方法をご紹介します。
<波ウェーブのやり方>
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1.髪の毛を上下にわける。
2.下段の毛先を外ハネになるように巻く。
3.上段の毛を下ろし、毛先を外ハネになるように巻く。
4.アイロンが斜めにならないように水平に挟み、外側に傾けるように巻く。
5.髪の長さに合わせて3~4の手順を繰り返す。
5.まとめ
ストレートアイロンは、アイロンを当てる前にブラッシングとブロッキングをきちんと行うと、熱が均一に通ってきれいな仕上がりになります。慣れないうちは温度を低温に設定し、徐々に上げていくようにしましょう。
髪をダメージから守るためにも使いたいケア剤ですが、髪を濡らしすぎると傷みやすくなってしまうため、髪全体を湿らせることができるスプレータイプのスタイリングウォーターで、ヒートプロテクト成分配合のものがおすすめです。
慣れてきたら、髪を巻けるのもストレートアイロンの魅力のひとつ。外ハネ、内巻き、波ウェーブなど、ストレートアイロンを使って色々なヘアアレンジを楽しんでみてください。
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