毎朝のトーストや日々の調理でたくさん活躍するコンベクションオーブンは、家電の中でも使用頻度が高く、汚れが蓄積しやすいものですが、「掃除は汚れが目立ってきたら」という方もいるのではないでしょうか。
実は、コンベクションオーブンは使うたびにお掃除するのが最善策。
キッチンにあるもので手軽にできるので、こまめにお掃除しましょう。
この記事ではコンベクションオーブンの掃除箇所と頻度、基本的な掃除方法、掃除に役立つアイテムなどをご紹介します。
お掃除は機器の寿命を延ばすことにも繋がるので、ぜひ適切な掃除方法をマスターしてみてください。
１．コンベクションオーブンの掃除の箇所と頻度
まず、コンベクションオーブンの掃除が必要な箇所と掃除頻度についてチェックしていきます。
汚れやすい場所を把握して効率的にササッと終わらせましょう。
掃除が必要な部分
コンベクションオーブンはパンや揚げ物などを調理する機会が多いため、食材のカスや油汚れは避けられません。
以下の部分は特に汚れやすいので注意しましょう。
- ＜コンベクションオーブンの掃除が必要な場所＞
- ・庫内
- ・天板・網
- ・パンくずトレイ
- ・ドア
食べ物の水分が飛び散る庫内や、油などがこびりつきがちな天板や網、カスが溜まるパンくずトレイ、手を触れる頻度が高いドアも汚れが付着しやすくなっています。
衛生面を考えて日常的にきれいにしておきたいですね。
掃除頻度
コンベクションオーブンの掃除頻度は「毎回・使用後すぐ」がおすすめ。
汁気や油分の汚れは時間が経つとこびりついてしまうので、取り除きにくくなる前にお手入れするのがベストです。
また、食材のカスや汁、油分が残っていると臭いの原因になり、せっかくのお料理も台無しになってしまいます。
さらに、発煙・発火といった事故に繋がる可能性もいなめません。常にきれいな状態を維持しましょう。
２．コンベクションオーブンの掃除に必要なアイテム
コンベクションオーブンは、どのご家庭にもあるキッチンアイテムでお掃除できます。
- ＜コンベクションオーブンの掃除に必要なもの＞
- ・布巾2枚
- ・食器用中性洗剤
- ・スポンジ
- ・水
特別なものは必要ないので、他の調理器具を洗うのと同じように調理の流れでお手入れしましょう。
汚れを溜めなければ手早く済ませられます。
３．コンベクションオーブンの基本的な掃除方法
コンベクションオーブンの基本的な掃除方法について解説します。
たった2ステップで行える簡単な方法なので、ぜひ実践してみてください。
まずは本体と庫内の拭き掃除
本体の拭き掃除は、清潔な布巾を2枚用意してください。
1枚は乾いたまま、もう1枚は薄めた食器用中性洗剤に浸してよく絞っておきます。
濡らした布巾でコンベクションオーブンの外側と庫内の汚れを拭き取ったら、乾いた布巾で拭き直して水分を取りましょう。
コンベクションオーブンは食品を直接入れて調理するので、できるだけ衛生面を心がけてできるだけキレイな布巾で掃除することが大切です。
天板や焼き網、パンくずトレイを外して洗う
本体から天板や焼き網、パンくずトレイを取り外して洗いましょう。
スポンジに中性洗剤をつけて優しく洗い、水かぬるま湯（40℃以下）でよくすすぎます。
サビつきの防止のために、すすいだ後は放置せず、乾いた布で水分をしっかりと拭き取るようにしましょう。
４．コンベクションオーブンを掃除する際に注意したいポイント
最後に、コンベクションオーブンを掃除する際の注意点を解説します。
本体の故障やトラブルを未然に防ぐために重要ですので、しっかりとポイントを押さえていきましょう。
本体が冷めてから掃除を開始すること
火傷などのトラブルを防ぐために、作業前に本体が冷めていることを確認してください。
掃除のために本体を移動させるときも熱いうちは避けましょう。
また、感電防止策として、掃除を始める前に必ず電源プラグを抜くことを忘れずに。
本体に水をかけないこと
本体に直接水をかけると故障の原因になるので、絶対にしてはいけません。
また、濡れた手で電源プラグの抜き差しを行うと感電する恐れがあるので注意しましょう。
食器洗い乾燥機や食器乾燥機は使わない
食器洗い乾燥機や食器乾燥機などは使用しないようにしましょう。
コンベクションオーブン本体はもちろん、パンくずトレイや天板など、取り外し可能な部分も破損の原因となるので注意が必要です。
金属たわしなどは使わないこと
しつこい焦げつきや油汚れを取り除こうと、金属たわしなどの硬いスポンジでゴシゴシしたくなりがちですが、庫内や部品が傷ついてしまうので使わないようにしましょう。
クレンザーや磨き粉、化学ぞうきんなども同様です。
一度ついてしまった傷は二度と取れません。
また、傷の溝に汚れが溜まりやすくなり、掃除しづらくなる心配もあります。
ドアやヒーター部分は繊細なので注意を払うこと
コンベクションオーブンのドアはガラス製のため、傷がついてしまうと割れる原因となる恐れがあるので注意が必要です。
また、ヒーター部分は繊細なパーツなので、強くこすらないようにしましょう。
やさしく拭き掃除をして食べ物の残りカスを取り除くだけでOKですので、丁寧に取り扱うようにしましょう。
５．まとめ
コンベクションオーブンの汚れは放置すると取れにくくなるため、毎回使用後に掃除するのが基本です。
キッチンにある中性洗剤とスポンジや布巾で簡単にお手入れできるので思いのほか手間はかかりません。
清潔な布巾でやさしく拭いて、天板やパン屑トレイは取り外してスポンジで洗うだけです。
ただし、感電や故障を防ぐため作業前は電源プラグを抜き、本体には水がかからないように注意を払いましょう。
火傷を避けるためにオーブンが冷めてから作業することも大切です。
コンベクションオーブンの汚れを蓄積させると不衛生であるだけでなく、故障や火災トラブルにつながる可能性もあります。
掃除手順をマスターして、気持ちよく、おいしい料理を作っていきましょう。
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