子育てに追われるパパやママであれば、自分の時間を取るのもなかなか難しいでしょう。そんな中で、子どものヘアカットをどうするか頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。 「自宅でのカットにチャレンジしたいけど、やり方がわからない」「子どもが動き回るのでセルフカットではさみを使うのが怖い」など、子どもの髪の毛に関する悩みは尽きないもの。 子どものヘアカット初心者の親御さんにおすすめなのが、バリカンを使ったカット方法です。ご自宅で安全かつ簡単に子どものヘアカットをすることができます。 子どものヘアカットに必要な準備や気をつけるべきポイント、初心者でも失敗しないカットの方法や、女の子の髪のお手入れの方法も紹介しているので参考にしてみてください。
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美容室でのカットは特別な時に。ちょっとした髪のお手入れであれば自宅でも可能! |
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ヘアカットは、首の座った0歳からできますが、美容室デビューは1歳~2歳のお子さんが多いです。美容室デビューまでは、自宅でカットされる方が多く、前髪が顔にかかって気になり始めた時が初めてのカットのタイミングです。 子どものヘアカットで美容室を利用するタイミングとして多いのは、初めて切る髪の毛で胎毛筆を作る時や入園・入学式や七五三といったイベントの前。そんな特別な日にはプロの手を借りて、いつも以上にかわいい・かっこいい姿でのぞむ方が多いようです。 また、美容室デビュー後も普段のカットであれば、自宅で行っているという方も多くいらっしゃいます。「美容室に行く時間がない…」「ちょっとした髪のお手入れなら自宅で簡単に済ませたい」という方であれば、子どものヘアカットの方法を覚えておくとよいでしょう。 |
ハサミやバリカン、敷き物だけじゃない!子どものヘアカットに必要な物リスト |
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準備するもの
ハサミ、バリカンなど、道具はどんなものを使った方がいいの? 長さが気になる部分はカットばさみやバリカンを使います。バリカンは、刈りの高さを幅広く調節できるものを選ぶとよいでしょう。シャープなデザインを作りたい時や髪の厚みを取りたい時はすきばさみを選びましょう。バリカンに髪をすくアタッチメントがある場合は、そちらを代用することも可能です。
バリカンを使うと子どもが音や振動を怖がらない? 慣れるまで音や振動を怖がる子もいるので、音や振動の少ないバリカンを選ぶようにしましょう。プロ用のものも扱っているテスコムのバリカンは音も小さく振動も少ないのでおすすめです。バリカンを嫌がる場合はハサミで気になる所を少しずつ切るなどして、まずは髪を切ることに慣れるのを目標にしてみてください。 カットが楽しいものになるように、おもちゃで遊ばせてみる、カットを頑張ったご褒美をあげるといった工夫をするのもよいでしょう。
子どもがケープを嫌がってしまう場合はどうしたらいい? また子供がケープを嫌がる場合は、肌触りのよいタオルを首に巻いてカットをするのがおすすめです。
自宅でのカットの場合、どこで切ったらいいの? 自宅でのセルフカットにおすすめなのが、お風呂場や洗面所です。片付けも簡単にでき、鏡があるのがポイントです。お子さんに「前を見てごらん」「誰が映ってる?」などと話しかければ、注意を引くことができるので、安全にカットできます。
カット中に子どもが飽きたり嫌がってしまったら? タブレットやおもちゃを用意して、子どもが飽きない工夫をしてみましょう。また慣れるまでは大変ですが、ヘアカットは30分以内など、短時間で済ませるようにしましょう。 |
【実際にやってみた】自宅で簡単!バリカンを使ってできる子どものヘアカット |
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今回は、実際にテスコムのヘアカッター(バリカン)* を使って子どものヘアカットを実践しました。
テスコムのヘアカッター(バリカン)は、1mmずつ刈りの高さを変えられる機種があるので、少しずつ様子を見ながらカットでき、バリカンの使用は初めてという方でも失敗しづらく安全に使えます。 また、アタッチメントの「コーム」を使えば、髪の毛を狙った長さにカットできたり、「スキ刈りコーム」を使えば、耳まわりなどのカットがむずかしい生え際もすきばさみのように自然な仕上がりで簡単に毛量の調整が可能です。
さらに、刃を開いたまま本体を丸洗いして毛くずを洗い流せるので、お手入れが簡単なのも嬉しいポイントです。音が大きすぎないため、お子さんが怖がることなくカットできます。
バリカンを使う時は髪の毛が完全に乾いた状態でカットを始めましょう。 また、寝ぐせや結びぐせがあると、髪が引っかかり子どもが嫌がることがあります。一度全体的に髪を濡らしてから乾かし、くせを取りましょう。毛量が多い子の場合は髪の毛が絡まりやすいため、先に髪をすいて毛量を減らしておくのがおすすめです。 髪の毛が長い場合は、はさみであらかじめ仕上がりイメージにプラス2〜3cm位の長さにカットしてからバリカンを使うと、カット時間が短縮でき、失敗も少なくなります。 今回のお子さんのようにそれほど髪が長くない場合は、最初は15mmに設定し、3〜5mmずつ、最後は1mmまで徐々に短くしていきましょう。設定した刃の長さで髪の毛が拾えなくなり、刈る音がしなくなったらアタッチメントの設定を調整するタイミングです。
【えりあし】髪の毛を縦に4分割し、バリカンを動かす まず、えりあしからカットしていきます。えりあしの髪の毛を縦に4分割(左、左側中央、右側中央、右)するイメージで、右側中央→右→左側中央→左の順に、バリカンを動かしていきます。 子供が怖がらないよう、刈り始めは耳まわりより後ろからバリカンを入れましょう。また、頭にあてる前に「ブイーンっていうよ」など、ひと声かけてから始めるとよいでしょう。カットをする目標のラインよりも手前で、バリカンを頭皮から離すとイメージ通りの長さで髪を切ることができます。その子の頭の丸みに沿って、すっと抜くイメージでバリカンを動かしましょう。
【耳まわり】お子さんの耳を押さえながら、耳の形に沿ってカット 耳周りなど特にはさみを使うのが怖い部分は、バリカンでカットすると時間もかからず安全です。えりあしよりアタッチメントの設定を、3~5mmずつ短くして刈っていきます。けがをしないように空いた手でお子さんの耳をたたんで押さえながらカットをするのがコツ。 もみあげの位置にある産毛は自然に残すとよいでしょう。耳にかかっている毛は、耳の形に沿ってカットしてあげるとすっきりします。
【トップ】「スキ刈りコーム」で毛束を引き出しながら髪全体をすいて行く トップ(後頭部・側頭部)はバリカンでカットするのではなく、髪をすくのがポイントです。今回は、バリカンに「スキ刈りコーム」のアタッチメントを装着し、髪の毛の量を全体的にすいていきます。髪をよくとかしてからすきたい部分の毛束を少しずつ手にとり、毛の流れにそって上から軽くなでるようにして、全体のバランスを見ながらすいていきましょう。 すきばさみを使う場合は、はさみを毛の流れに対して縦方向(並行)に入れるようにしてください。毛の流れに対して横向き(垂直)に切ると、髪の毛に不自然な線が入ってしまいます。頭頂部の髪をすくと、髪が立ってしまうことがあるので注意してください。 すいたあとに髪の長さが気になったり、そろっていなかったりする場合は、カットばさみを使ってもよいでしょう。この時もはさみを毛の流れに対して縦方向(並行)に入れるのがコツ。
【前髪】「スキ刈りコーム」で髪の厚みをとり、目にかかる部分だけハサミでカット 髪の厚みが気になる場合は、先に「スキ刈りコーム」ですきます。クリップで表面の髪を留めておくと失敗しづらいでしょう。目にかかる部分はカットばさみで切りましょう。長さを整える場合は、下を向かせたまま切ると短くなってしまうので、正面を向かせてカットするようにしましょう。
自宅でできる簡単ナチュラルヘアの出来上がり! えりあしと耳まわりもスッキリ。仮り高の設定を少しずつ短くしてカットすることで、バランスが良いヘアスタイルにできました。最後にアタッチメントのコームを外し、産毛を軽く剃って仕上げることでなめらかな仕上がりに。 バリカンを使うと、はさみでは難しいえりあしや耳まわりも簡単にお子さんのカットを行うことができました。 |
バリカンを使った女の子の髪のお手入れの方法 |
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今回使用したテスコムのヘアカッター(バリカン)*の、「スキ刈りコーム」を使えば、髪が重い時のお手入れや前髪をすく場合など女の子の髪もお手入れ可能です。 後頭部の髪をすく場合は、すきたい部分をブロッキングしてから行うとよいでしょう。「スキ刈りコーム」を使って髪の半分の長さから下へ向かってなでるようにすいていきます。すく髪の量を均一にするのがポイント。外側に短い毛ができてしまうと髪全体のまとまりがなくなってしまうため、髪の表面にバリカンを入れないよう注意しましょう。 * 当社従来機種:ヘアカッター TC470
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バリカンを使えば簡単!子どものセルフカットにチャレンジしてみよう |
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バリカンを使えば、動き回るお子さんでも安全かつ簡単にカットができるようになります。 |
テスコム ヘアカッター(バリカン) |
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出典:女性キレイ研究所
※この記事は「女性キレイ研究所」に2019年7月11日に掲載された記事を、2024年6月3日に加筆修正し再掲載したものです。