1日中パソコンとにらめっこをしなければならないデスクワークや、接客といった立ち仕事など、現代社会で働く環境は長時間同じ姿勢を強いられることが多く、肩こりや腰痛、むくみなどに悩まされる人が後を絶ちません。 では、改善するためにはどうしたら良いのでしょうか。 |
人間の体は筋膜で繋がっている!?筋膜リリースって? |
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そもそも、筋膜リリースとは何なのでしょうか。 筋膜とは、私たちの体内をボディスーツのように包んでいる組織のこと。筋肉の中、体内の隅々にまで張り巡らされている、蜘蛛の巣状の組織であると言われています。 本来筋膜は「弾性に富んでいて柔軟で、みずみずしく、滑りが良い」のですが、日常的に長時間同じ姿勢を続けていると筋膜が“癒着”してしまい血流やリンパの流れが滞ることに。 そんな癒着した筋膜をほぐして本来の状態に戻すのが“筋膜リリース”です。 ストレッチやヨガなどでも筋膜をほぐすことはできますが、それらに慣れていない状態でいきなり行うと逆に体に負担をかけてしまうことも。 筋膜リリースセルフケアボールという専用のボールを使って行う筋膜リリースは、ボールの持つ適度な大きさとグリップ力で、初心者の方でも簡単に癒着を起こしている箇所にアプローチすることが可能です。 また自分の体重を使い、ほぼ寝た姿勢で、できるので、心身ともにリラックスした状態で行えるのも忙しい現代人にとって嬉しいポイント。
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脚のむくみが取れる!?自宅でできるふくらはぎと足裏の筋膜リリース |
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では、実際に筋膜リリースとはどのように行うものなのでしょうか。 今回は“むくみの改善”にスポットを当て、ふくらはぎと足裏の筋膜リリースについて紹介します。 ※痛みがある場合や、怪我をしている時は無理をせずお休みしてください。 冷え性の人は特におすすめ!足裏の筋膜リリース方法 まずは、足裏の筋膜リリースから。 足裏には、たくさんの筋肉と足底筋膜があります。 まず、立位の姿勢で踵(かかと)を床に着け、足指を曲げた時にできるシワの中央にある、湧泉(ユウセン)にボールをセットします。 ※湧泉(ユウセン)とは、東洋医学において血行や冷えに効果があると言われているツボです。 一度息を吸い、吐く息と共に体重を踵から湧泉に移すようにボールを踏み込みます。 吸う息で、もう一度体重を踵に戻します。 この動作を5〜10回ほど繰り返してください。 次に、踵を床に着けた状態でボールに体重をかけながら、親指と小指を交互に床に着ける動作を繰り返します。 上の写真は、親指を床に着けようと体重をボールにかけている様子。 こちらの写真は、小指を床に着けている様子です。 この動作を5〜10往復程度行ってください。 そして、足底筋膜に沿うようにボールを縦方向にロールさせます。 足先からじんわり温まり、血流が改善された感覚を感じることができるでしょう。 スッキリとした細い脚を手に入れよう!ふくらはぎの筋膜リリース方法 次に、ふくらはぎの筋膜リリースを紹介します。 ふくらはぎは、皮膚に近い位置にある「腓腹筋」(ひふくきん)と、心臓へ血液を押し返すポンプのような役割を持ち、第2の心臓とも言われる「ヒラメ筋」の2層構造でできています。 まず、両手にボールを1つずつ持ちます。 1〜2分程度行ってください。 これらの動作を行うことで、癒着している筋膜をリリースすることができ、むくみの主な原因である「血行不良」の改善に。
出典:女性キレイ研究所 |