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ヘアアイロンのスチーム機能って本当に必要?使いこなしてツヤ髪をゲットする方法を美容師に聞いたHAIR

ヘアアレンジといえば、カールアイロン(コテ)でスタイリングされる方も多いのではないでしょうか。一方で「毎日カールアイロン(コテ)で巻くと髪が傷んでパサつく…」「巻いている部分の枝毛が気になる…」といった髪のダメージに悩む方の声も聞こえてきます。

ツヤのある髪をキープするには、髪の水分量を保つことが大切です。ヘアオイルなどで普段からケアすることで、髪の水分量を保ちダメージを抑えることができます。普段からカールアイロン(コテ)やストレートアイロンを使っていて髪のパサつきが気になる方には、スチーム付きのヘアアイロンがおすすめです。

今回は表参道にあるヘアサロン「EMBELLIR」の宮本さんに、ヘアアイロンによって髪が傷んでしまう原因や、髪が傷みにくいヘアアイロンの使い方についてお聞きしました。また、実際にスチームタイプのヘアアイロンを使ってツヤ髪に仕上げる巻き方を教えていただいたので、ぜひチェックしてくださいね。

<INDEX>
髪のパサつきにはスチーム付きのヘアアイロンがおすすめ
そもそも、なぜヘアアイロンで髪が傷むの?
髪を巻く時は設定温度とヘアアイロンの滑らせ方に気をつけて
ツヤがある巻き髪に!カールアイロン(コテ)の選び方と使い方
髪のパサつきも解消!スチームヘアアイロンを使ってツヤのある巻き髪を手に入れよう

 

髪のパサつきにはスチーム付きのヘアアイロンがおすすめ


「髪のパサつきが気になる…」そんな方におすすめなのが「スチームヘアアイロン」です。

スチームヘアアイロンは、水タンクに水を入れてスチームを放出しながらスタイリングします。するとスチームの潤いで手触りのやわらかな髪に仕上がります。

スチームアイロンには、自動でスチームが出るものや、水タンクをプッシュしてスチームを出すものなど、色々なものがあるので、好みに合わせて選ぶのがよいでしょう。

EMBELLIRの宮本さんによると、スチームタイプのヘアアイロンは蒸気によって静電気や乾燥する髪の摩擦を抑える、髪に水分を与えるといった効果が期待できるそう。また、しっとりとした柔らかいカールに仕上げられるところも魅力なのだとか。

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そもそも、なぜヘアアイロンで髪が傷むの?


ヘアアイロンを使った時に起こる髪のパサつきは、髪の表面を覆っているキューティクルが、剥がれ、髪の内部の水分が減ってしまうことで起こります。

髪の毛は外側のキューティクルの他に、髪の内部を作っている毛皮質(もうひしつ)、髪の中心にある毛髄質(もうずいしつ)の3つの層に分かれています。ヘアアイロンの熱や摩擦によってキューティクルが剥がれ、内部にある毛皮質や毛髄質が外に出てきてしまいます。

内部を保護するものがなくなると髪の水分が出ていってしまい、パサつきの原因に。そうなると髪にしなやかさやまとまりがなくなり、カールアイロン(コテ)で巻いた時のカールの持ちが悪くなってしまうのです。

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髪を巻く時は設定温度とヘアアイロンの滑らせ方に気をつけて


髪へのダメージを減らすために、次の2つのポイントに気をつけながらヘアアイロンを使いましょう。

①髪のコンディションによってヘアアイロンの設定温度を変える

髪質がやわらかくカールが付きやすい方は、ヘアアイロンの設定温度を160℃くらいに設定しましょう。髪へのダメージをできるだけ抑えるためには、ヘアアイロンを当てる時間は3秒以内が基本です。それ以上当てると、キューティクルが傷む原因となってしまいます。

とはいえ、低い温度でも何回もヘアアイロンを当てると、髪へのダメージが大きくなってしまいます。カールがつきづらい髪質の方は、少し高めの180℃ぐらいに設定をして、短時間で巻くのがよいでしょう。

またカラーの頻度が高い方やパーマをかけている方は特に熱によるダメージを受けやすいです。カラーやパーマによって髪が弱っている状態なので、ヘアアイロンの温度を低めに設定しましょう。

さらに季節によっても髪のコンディションは変わります。冬は静電気や乾燥によって髪にカールがつきやすいので、設定温度は低めでもOKです。反対に梅雨の時期は、髪に湿気が多くカールが取れやすいので、温度を高めに設定して使うとよいでしょう。

②髪質に合ったヘアアイロンの滑らせ方をマスターする

髪が細い方は摩擦による切れ毛が起こりやすいので、髪にヘアアイロンを滑らせる回数を極力減らしましょう。またカールアイロン(コテ)で髪を巻く場合、クリップに髪を挟んでから、強く引っ張らないことが大切です。

反対に髪が太くクセのある方は、髪の根元あたりからカールアイロン(コテ)やストレートアイロンを何回か滑らすと、キューティクルが整えられ、髪全体にツヤが出ます。

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ツヤがある巻き髪に!カールアイロン(コテ)の選び方と使い方


EMBELLIRでは、髪のパサつきが気になる方に髪を挟むクリップのバネがあまり強すぎないもの をおすすめしているそう。これはカールアイロン(コテ)を滑らす時の摩擦を減らし、髪へのダメージを抑えるためです。また髪のツヤには水分量が大きく関係しているため、スチーム付きのタイプ はさらにおすすめだそう。

それでは実際にスチームヘアアイロン*を使った髪の巻き方をご紹介します。
*当社従来機種 マイナスイオン 2wayスチームヘアーアイロン TPW2832(32mm径)、マイナスイオン スチームヘアーアイロン TTH2810を使用

①スチームを使って髪を巻くために、水タンクに水を入れてコテの先端に差し込みます。 ▼1▼
スチームを使って髪を巻くために、水タンクに水を入れてカールアイロン(コテ)の先端に差し込みます。

②髪をブロッキングします。 ▼2▼
髪をブロッキングします。髪の毛の量が少ない方は上下2つに、髪が多い方は3つに分けるとよいでしょう。ブロッキングをすると挟む毛束の量を均一にできるので、熱や摩擦の余分なダメージを抑えられますよ。

まずはブロッキングしていない髪からカールアイロン(コテ)を使って巻いていきましょう。毛束を均一に手に取るのがポイント。

③毛先は髪の量が少ないので、髪の中央部を巻く時よりコテを当てる時間を短くします。 ▼3▼
毛先は髪の量が少ないので、髪の中央部を巻く時よりカールアイロン(コテ)を当てる時間を短くします。
またスチームタイプのカールアイロン(コテ)を使う場合は、毛束を巻いた後しばらくほぐさないでおくのがコツ。巻いた部分の熱をさましてからほぐすことで、カールが長持ちします。

今回使用しているスチームヘアアイロンは、先端にある水タンクをプッシュしてスチームを出すタイプです。カールを付けたい毛束を巻きつけたら、水タンクをプッシュしてスチームを出しましょう。

④前髪はストレートアイロンで巻いていきます。 ▼4▼
前髪はストレートアイロンで巻いていきます。流す方向とは逆に前髪を持っていきながら巻くと、ふんわりと自然な前髪を作ることができます。

⑤髪の熱が取れたら、スタイリング剤を手にとり、なじませながら髪をほぐします。 ▼5▼
髪の熱が取れたら、スタイリング剤を手にとり、なじませながら髪をほぐします。

⑥ツヤがあるやわらかな巻き髪の完成です♡ ▼6▼
ツヤがある、やわらかな巻き髪の完成です!

さらに髪のツヤをアップさせたい!という方は、仕上げに洗い流さないタイプのトリートメントやヘアオイルの兼用もおすすめです。

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髪のパサつきも解消!スチームヘアアイロンを使ってツヤのある巻き髪を手に入れよう



カールアイロン(コテ)で巻くことによって起こる髪のパサつきは髪の水分量をキープすることで改善していきます。まずは自分の髪質に合ったヘアケア剤を使い、コテの使い方をマスターして、髪へのダメージを抑えましょう。

また普段からカールアイロン(コテ)やストレートアイロンを使う方であれば、スチーム付きのものを使うとしっとりとやわらかな髪に仕上がるのでおすすめですよ。

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◎今回ご協力いただいたスタイリストさん

EMBELLIR 宮本菜見子さん

サロンワークを中心に雑誌・イベント・ウエディングのヘアメイクとして活躍。洋装・和装のセットを得意とし、その人自身を輝かせるナチュラルかつエレガントなスタイルは幅広い層から支持を得ている。毛髪診断士としての資格とフランスアロマ、デクレオールで学んだマッサージと知識を活かし頭皮や毛髪のお悩みアドバイザーとしての顔を持つなど活躍の幅を広げている。
EMBELLIR公式サイト:https://www.embellir.jp.net/

 

出典:女性キレイ研究所
※この記事は「女性キレイ研究所」に2019年7月11日に掲載された記事を、2024年7月25日に加筆修正し再掲載したものです。

 

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